素人が燕三条ラーメンを意識して作ってみた
目次
はじめに
この物語は、燕三条背脂ラーメンが食べたくて、食べたくて震えるけど、
生活圏内に燕三条ラーメンを出すお店がないので、遠くまで食べにいかなきゃいけないのに、
そこまで出来ない意気地なしの男が、
『もう意気地なしとは言わせない』と、
自分で作った「そこそこの苦労」と「そこそこの感動」の物語である。
燕三条背脂ラーメンって?
そもそも燕三条ラーメンって何!?と思った方も居るだろう。
燕三条背脂ラーメンの発祥は新潟県県央地域の燕市を起源とし、燕市や信濃川を挟んだ三条市を中心に人気を呈するご当地ラーメンである。
洋食器の産業地として栄えた燕市、三条市のエリアを燕三条と呼び、そのエリアの工員達を支えた事から由来するそうです。
第一次世界大戦の煽りを受け欧州で作れなくなった洋食器の生産は日本が担うことになり、
金属加工産業が盛んな燕市に白羽の矢が立つことに。
昭和30年代中国浙江省出身の徐昌星は開業したラーメン店で洋食器産業の工員のリクエストを受け開発したラーメンが発祥とされています。
暑い工場で汗水流して働く工員の塩分補給に背脂。太い麺は出前でも伸びにくい様にと強力粉を採用したそうです。
働く男のグルメである。筆者はそう思いました。
背脂崇拝
筆者は背脂崇拝者である。
ここで背脂のラーメンなら燕三条じゃなくても、
「二郎系」や「ホープ軒」「麻布ラーメン」あるじゃん?
と言う声が聞こえてきますが、悲しいかな40代の胃は意気地なしで、
豚骨で取ったスープにカワイイ背脂をフューチャーリングしたラーメンを食べると胃がもたれて食べれないんですが、
燕三条背脂ラーメンは基本、煮干醤油でありますのでまだ食べれるんです。
東京で燕三条背脂ラーメンを食べれるお店は数店舗ありますが、
六本木からの交通の便が悪いので自分で作る事にしました。
背脂との出会い
背脂ラーメンを作る上で一番の問題は、スーパーで背脂が買えないところではないでしょうか。
そこで筆者はいつも肉を買う時にお世話になっている麻布十番にある
『MEAT GARAGE 喜多川』さんに
相談してみると「取れるよ」という事だったので発注する事になったのです。
(リンク貼っておきます。だけど直接言わないと背脂は買えないっぽい)
しかもAmazonで買おうか迷っていた背脂と値段が全然違くてめちゃくちゃリーズナブル過ぎました。
きっといつもお弁当を買ったり、差し入れを持って行ったりしてる関係性から利益度返しでやってくれたのかもしれません。
やはりこれも
「何か買うなら知り合いのお店で買おう」と
コロナ禍での外出制限や営業自粛などを受けて改めていた事が良かったのかも知れないと思いました。
小さなコミュニティを大切に。
大量生産、大量販売の概念は便利な反面、危険性が有りますよね。
日本人は一昔前の小さな商店街コミュニティの再構築や、核家族化を見直す必要が有ると思います。
圧力鍋を買う
2日後無事に背脂を紹介してもらって出会うことが出来た筆者は調理の準備に取り掛かりました。
が、いつもラーメン屋さんで拝んでいる背脂の状態まで持っていくのに火にかけなくてはなりませんが、普通の鍋だと3時間程度かかるとの事でした。
そんなに待てない筆者は他に方法はないかと調べるとYoutubeで背脂の動画を見つけました。その動画で分かった事は
「圧力鍋で40分火にかける」
先程知り合いの店で買う様にと皆様を促したばっかりですが、
調理器具を売ってるお店を知りませんでしたwどこで買うんですか?誰か教えてくださいw
はい。そーなんですw 圧力鍋だけはAmazonで買っちゃいました。叱ってください
余談ですがアルミ製の調理器具は毒性があるのでステンレス製の圧力鍋を選びました。
アルミ製の鍋を使ってる方が居ましたら一度、その毒性について考えてみてはいかがですか?本当かどうか分かりませんが、
「火の無いところに煙は立たない」観点です。
参考見聞
https://biz-journal.jp/2016/12/post_17541.html
https://www.fsc.go.jp/sonota/hazard/osen_9.pdf
※平成22年度食品安全確保総合調査 「輸入食品等の摂取等による健康影響に係る緊急時に対応するために実施す る各種ハザード(微生物・ウイルスを除く。)に関する文献調査報告書」より抜粋 (株式会社三菱総合研究所作成)
背脂の調理の仕方
調理は至って簡単!
圧力鍋に背脂を入れます。
(筆者の場合は背脂を冷蔵庫で保存したので、凍ったまま圧力鍋に入れました)
背脂がすっぽり埋まるまで水を入れます。
圧力鍋の取説通りにセッティングして強火で加熱していきます。
空気穴から圧力が抜け始めてから弱火で40分。
火を止め、熱が冷めるまで待つとプルっプルっの背脂が待っていました!
「やぁ!やっと会えたね!」
背脂のレシピ
今回は燕三条背脂ラーメンとアブライスを作ってみました!素人のクセに美味しく作れちゃったんで、レシピ公開します。
みなさんもトライしてみて
アブライス
アブライスはご飯の上に背脂が乗ってるジャンクフードです!ラーメン店「心や」(東京・幡ヶ谷)で見かけて以来、今は亡き「ホープ軒」(東京・南麻布)でも別注で背脂をもらいご飯にかけてました。ただ一緒にこれを食べた女性がトイレから出てこなくなった事もあるので脂っこいのが苦手な方は気をつけて下さい。
かなりの中毒性があります
<材料>
・ごはん
・背脂
・タレ
醤油 50ml
みりん 10ml
料理酒 5ml
砂糖 2.5g
ウェイバー (鶏ガラスープの素)少々
<作り方>
・火を入れてプルプルになった背脂をタッパーに入れる
・タレの材料を火にかけ、沸騰させる
・沸騰したらすぐに火を止め背脂の入ってるタッパーに入れる
・背脂を細かく刻みながらタレと混ぜてご飯に少しかける
(簡易型)燕三条背脂ラーメン
<材料>
タレ用
オイスターソース ・・・ 小さじ1
醤油 ・・・ 大さじ2
煮干油用
ニンニク ・・・ 1片
こめ油 ・・・20ml
煮干 ・・・ 2匹
スープ用
水 ・・・ 350ml
煮干し ・・・20g
長ネギ ・・・ 1本
料理酒 ・・・大さじ1
みりん ・・・ 大さじ2
鶏ガラスープの素 ・・・ 小さじ1.5
麺 / 背脂
トッピング : 岩のり / 煮卵 / 玉ねぎ(微塵切り)/ 長ねぎ / 貝割れ大根
<作り方>
1.オイスターソースと醤油を器に入れ、よく合わせる
2.ニンニクをスライスし、フライパンに煮干油用の材料を全部入れ、フライパンを斜めにし弱火で火にかけます。ニンニクが色づいてきたら火を止めます。ざるを使い煮干が入らないように煮干油を器に移します。
3.煮干を350mlの水に入れ弱火にかけ出汁を取ります。
4.長ねぎを薬味用に少しきります。余った部分と出汁をフライパンに移し、料理酒、みりん、鶏ガラスープの素を弱火にかけます。沸騰してから2分程で火を止め、器に移します
5.麺を時間通り茹でます。麺を器に入れ背脂とトッピングを盛り付けて完成
素人でも美味しい背脂のラーメンが作れましたよ
そのうちあーえーTOKYOでも背脂のメニューが提供できたらいいな。なんて思ってます!
楽しみにしてて下さいませ。
筆者はラーメンが好きで以前はラーメンブログを書いていた事もあり色々食べ歩きました。皆さんもラーメン好きですか?どんなラーメンが好きですか?
またどこのラーメンがおすすめですか?教えてください。ブログの方でも六本木で食べれるラーメンの情報は今後書きますのでご期待ください
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